昭和14年ごろ、月刊「英語研究」(研究社発行)という本の中にイギリスの風刺漫画誌「パンチ」掲載の一コマが紹介されていた。それはシェイクスピア研究の大学教授が黒板に「シェイクスピアについて」と書いて講義をしている目の前に、シェイクスピア本人が懸命にノートをとっている漫画であるという。この英国の「パン…
最後に山王会館に行ったのは、昨年の2月12日でした。丁度1年前に なります。その翌日不注意から下駄骨折(第五中足骨<足の小指の骨> 基部骨折=昔下駄を履いていた頃よくあったことからそう呼ばれているそう です)をしでかしてしまい、しばらくはお休みということになったのですが、すぐ に新型コロナ…
私はK君を担当して早や4年半経過した。授業を開始したときは小学校6年生だったが日本語を余りうまくしゃべれず、50音もほとんど書けない状態で来校してきた。 父親が日本企業の技術者としてフィリピン駐在中にフィリピン人の妻と結婚しK君が誕生した。K君はフィリピンの学校…
「先生、さようなら!」 「さようなら。また来年ね」 年末最後の授業。担当した子とこんな挨拶をした時に、ふと昨年のことを思い出しました。 一度目の緊急事態宣言が出た頃、教室がある山王会館が閉鎖になる直前の授業で、私は彼女になんと言ってさようならをしたかなと。 多分、「またね。元気でね」と言っ…
ぐるりっとは現在教室を開いています。 コロナ禍で、子どもの日本語教室を実施しているということで、多くの問い合わせがあります。 今回、平常時に比べてより多くの方と電話やメール、時に対面でお話しする機会があるのですが、その時感じるのは「ボランテイアでこれだけのことをしているのですね!」という驚嘆の様…
毎週ぐるりっとのブログを読むことはとても楽しく、ブログが更新された日は自分自身の体験を重ねたりしながらまどろんでいます。少し前でしたがやはりふと思い出したのが下記の二人のことでした。 Rさんという中国人の男性でしたが、日本に来てすぐラーメン屋でアルバイトを始めたそうです。大将に「毎度あり…
ほんの一年前まで「絆」「ふれあい」を大切に、と言われていたのに、逆の世界になってしまった感じです。非接触、非対面、リモート…。「大切な人だからこそ、会わないように」などと言われると、なんでも反対のおとぎの国に迷い込んでしまったようです。 皆大きなマスクで顔を覆い、表情がわかりません。お店や…
日本語教師の勉強に励んでいた頃から月日が流れ、忘れていることが多いだろうと思い、 巣ごもり生活中の暇つぶしに、養成講座で使ったプリントやノート、検定試験の対策本、 今はない日本語関係の雑誌をペラペラめくってみました。 どれだけ時間が余っていたんだという感じですね。ハハ。 さて、すると案の…
こども教室の活動に参加し始めて、丸二か月が経ちました。 こちらに来るまで、主に大学生に教えていた私にとって、6歳の子どもとの日本語学習は毎時間、驚きや発見、そして学びの多い時間となっています。 色の呼び方を練習している時のこと。 「赤い色の物」と題して、いちごやポストのイラストカードを…
15年ぐらい前に突然、英会話スクールに通い始めました。 中1で英語につまずき、ぎりぎりの成績で進級してきて英語とは決別しているはずなのに、なぜ今英会話!?と友だちはびっくり。 世界中のいろいろな国の人と話がしてみたくなったのです。 しかし英会話スクールに楽しく通っていたものの、普通に会話ができ…
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※お問い合わせ等は開講時間内にお願いします
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