先日、インドの大学で教えていた時の生徒二人と会う機会がありました。
一人は母校大学で講師となったMさん。
日々教壇に立ち、日本文化や風俗について講義する立場となっています。
もう一人は日系企業に就職したUさん。
研修で東京に滞在しています。
今回はMさんの日本旅行と併せ、再会の運びとなりました。
私が二人を教えたのは、二人が大学1年生の時。
8年前になります。
ひらがなを教え、漢字を教え、文法を作文を指導したあの頃。
意思疎通を図るのはもっぱら英語。
日本語で二人とこんなに話ができる日がやってきたことに感動。
そして、二人の語彙の豊かさや思考の深さにも感動。
国際感覚溢れる大人に成長していました(涙)
現在その大学は学生運動の渦中にあり、二人は私の意見を求めて会いにやってきた様でした。
国の宗教政策や政治的な都合によって学生達の寮費や学費がインフレーションを起こしており、貧しくとも優秀であれば学ぶことができた仕組みが崩れようとしていて、裕福な人だけが学ぶ機会を与えられる国となることに大変な危機感を抱いていました。
税金が投入される以上、大学経営が慈善事業で成り立ってよいわけもなく、シビアであるべきです。
しかし、お金があれば進学できる、なければできないー
向学心が進学したい子どもの道を開いていってくれるものであるために、大人は何をすべきなのか。
日本も今、どうあるべきなのかを改めて突きつけられた様に感じています。
by.F