今週は、1月〜2月頃に撮った写真と共に教室や授業の様子をご紹介したいと思います。
まず最初は、午前中の「おおた子ども教室」より、6歳のアフリカからやって来た女の子。
まだ日本語の言葉は多くなく、自分の感情を英語で訴えてくることが多いです。
それでも、会って挨拶する度にちょっとずつ日本語でのやりとりが増えていっているのを感じます。
とても元気いっぱい!そして、絵本が大好きな生徒さんです。
ひらがなの練習をしているのに、カタカナを書きたがるの図。
続いては、中学校1年生の中国人の女の子。
学校に通い始めて半年程ですが、日本語を使う時間が短いのかなかなか身についていかないのが悩みの種。
先生達は日々相談しあって、どうすれば彼女に力がついていくのかを試行錯誤している毎日です。
しかし、少しずつ表情も明るくなり、会話をすると「話したい(けど言葉が出てこない)」と口がムズムズ動いている姿もたびたび目にするようになりました。
わからない言葉は辞書を引いて自分で調べるようにします。
辞書を持っていない、家にないという生徒は多いですし、小学生くらいの子は辞書が上手にひけないということも。
別の日の授業では、学校で行った社会科見学の話を聞かせてもらっていました。
どこへいきましたか?
「あさくさ」「うえの」。言葉は出てこなくても、漢字でなら伝えることができます。
何でいきましたか?
「電車」
「電車、電車に…?」
「んー…すわります?」
おしい!
何を食べましたか?
「ラーメン!」
とても有名なラーメン屋さんのようでした。美味しかった!と笑顔で答えてくれました。
浅草で有名なメロンパンはご家族にもお土産で買って帰ったそうです。
次の回には、学校で配布されたしおりを持ってきてもらい答えあわせ。
上野、浅草、谷中…色々なところを回ったようでした。
もう1人、来日まもない中国からの男の子。
川崎からお母さんと一緒に教室までやって来ています。
学校が終わってから電車に乗って大森にある山王会館まで。
それからの日本語の勉強は疲れてしまうこともあるようです。
それでも一生懸命頑張ってくれます。
休み時間は友達と風船遊びやカードゲームで笑顔も見せてくれるようになりました。
こちらも、来日したばかり。
15歳。ギニアビザワという国から来日した男の子です。
サッカーが大好きで、日本でも早速チームに入って頑張っているそうです。
日本語の練習も、大好きなサッカー選手について話しながらの会話練習でした。
3月から中学校に入ります。
サッカーと日本語と勉強、両立は大変かもしれませんが、がんばって!
他にも新しく学習をスタートした生徒や、今年度末を区切りとすべく勉強を頑張っている生徒がいます。
新型ウイルスの流行拡大で、現在教室はお休み中。
一日も早く事態が収束の方向へ行き、授業が再開できることを願うばかりです。
(N)