先日、新聞に≪変わる定期テスト≫の見出しで、
公立中学校で定期テストのあり方を見直す動きが広がっていると言う記事がありました。
「ノートの持ち込み可」「試験そのものを廃止」など知識を問うテストを改めることによって、
生徒の主体的に学ぶ力を引き出そうということです。
実際、
自分で考える力を身につけてほしいと、
定期テストに家庭学習で使う「自学ノート」の持ち込みを認めた学校では、
工夫してノートを整理するなど家庭学習に取り組む生徒の姿勢が変わってきたそうです。
又、試験のためでなく、生涯の力になる学びを身につけてほしいと、
定期テストを廃止し単元ごとのテストに変えた学校では、
生徒の学習に対する態度が積極的になり、公立高校の合格率があがったそうです。
情報があふれ、大きく変わる世界にあっては、
いつでもどこでも主体的に学んでいかなければなりません。
定期テストが目標になっている中学生にとって、
テスト(評価)の狙いが変わることは勉強の姿勢に大きな影響があると思います。
自主的に学ぶ姿勢を身につけるには、
・知識を学ぶと同時に学び方のプロセスを学び、
・結果でなくプロセスをほめてやる気を育て、
・学力の土台である 自尊感情・学習習慣・目的意識を大切にする
ことが必要でしょう。
このようなことを念頭に、未来を切り開く子どもたちに向かい合いたいと思います。
(EY)