五階建てのお店の屋上でタイ料理を堪能しながら、夕日に染まるワット・アルン(寺院)を対岸から眺め見惚れていると、やがて日が沈みライトアップされた寺院が黄金色を増しその美しさは目を見張るばかりです。それを背景に写真をパチリ。私は今バンコクにいます。
三十五年前の夢が叶いました。
当時私の妹の家族は五年間仕事でバンコクに滞在していました。
遊びに行くチャンスが何度もあったのですが、いろいろの事情により実現できませんでした。
ところが四年前息子の家族が仕事で滞在するこになり今度こそと思っていたのですが、コロナ禍の影響で先延ばしになっていました。昨年末単身赴任(子供たちは一年前受験のため東京に帰国)の息子から1月18日から東京勤務になると知らされ、娘の家族(孫二人)と四人でお正月明け(4日)にバンコク旅行決定。
息子の案内で一日目はチャオプラヤ川をボートで渡り、きらびやかな装飾と信仰の篤さに圧倒される王宮と三大寺院( 三島由紀夫の名作の舞台となった暁の寺「ワット・アルン」、エメラルド寺院の「ワット・プラオーケ」、巨大寝釈迦仏が微笑んでいる「ワット・ポー」を詣で、タイの芸術建築技術を極めた建築美に感服しスマフォで撮りまくりました。
帰り対岸から最初に記したこの光景を楽しみました。
次の日は車で十四世紀半ばから四百年余り五つの王朝が栄えたタイの古都「アユタヤ―」へ行きホテルで一泊、翌日世界遺産の遺跡に王朝の栄華を偲びましたが、王室関連の仏塔が戦いによって破壊されたままの姿で立ち並んでいました。 象に乗り王様気分を味わっている人達の姿もみられ、象が上手に鼻でチップを受け取り、象使いに渡している様子は微笑ましかったです。
最終日はバンコク郊外にある、願い事が迅速に叶うと人気の「ピンクのガネーシャ(象の頭に大きなお腹・・・・・・)」に会いに行きました。沢山の願い事をしました(もちろんぐるりっとの受験生の合格も)これからいくつ願い事が叶うか楽しみです。
息子が世話になっている車の運転手さん、掃除・洗濯をしてくれるお手伝いさん、私もお二人にはお世話になりました。感謝です。特に車の運転手さんは外出するときはいつも連れていってくれました。彼らは日本語・英語が話せないのですが、息子とはスマホの翻訳機能とジェスチャーで意志疎通が出来ているようです。息子は滞在中は仕事を休み案内、娘は洗濯、孫たち(大学生)は私の荷物を持ってくれ、バスとトイレが付いた個室で快適に過ごすことが出来ました。感謝です。
滞在中は観光客の数も少なく天候にも恵まれ、タイのお店の人達にも親切にしていただき素敵なバンコク旅行が出来ました。感謝です。
タイ語で「ありがとう」は「コープ・クンカー(女性)、コープ・クンクラッチ(男性)」
だそうです。
( S.K )