今回は2022年1月、冬休み明け頃の教室の様子をご紹介いたします。
まず1人目の生徒は、ネパール人のD君。
この日は、小学校の冬休みの宿題の作文を広げていました。
テーマは「私の好きな食べ物」。D君は、ネパールの甘いお菓子、「ペーダ」と「ラッドゥ」についての作文を書いていました。
小学校の先生と話しながら、先生がまとめてくれたものを作文用紙に書き写してきたようです。
まだ書き写すだけでも大変な作業。間違えた箇所は確認して直していきます。
学校の先生からは、「お菓子を食べた時の感想を書きましょう」と更なる課題が。
このお菓子は誰が作るの? いつ作るの? どのぐらい作るの?
あなたは誰と食べる? どのぐらい食べる?
担当の先生の質問に答えながら、内容を膨らませていました。
一体どんな作文が完成したのでしょうか。
別の日は、漢字テストに挑戦していました。
「かんじだいすき」という外国人児童生徒向けに作られたテキストの4年生を学習中です。
「前回は〜点だったけど、今回は〜点だったよ!」
少しずつ得点を上げていることを褒められて、マスク越しでもはにかんでいるのが伝わってきました。
さて、お次は中国の女の子のIさんです。
彼女も、学校の日記帳を開いて、作文のお勉強中。
担当の先生と、国語の教科書「修飾語」のページを一緒に読んでいます。
修飾語の学習ではなく、どうやら句点読点について確認しているようです。
「文章の間には、(てん)」最後には。(まる)」
点があるのとないのでは読みやすさが違うということを体感します。
「私の。(まる)、ちょっと大きいね」と笑いながら、日記帳にあった学校の先生の添削を確認していました。
お話が大好きで笑顔がかわいいIさん。
日本に来てまだ半年ですが、おしゃべり好きな彼女らしく、日記帳はたくさんの文章で埋まっていました。
最後は、ネパール人のSさん。D君のお姉さんです。
この日はひらがなが終盤、カタカナの練習に入っていました。
ぐるりっとでは「みえこさんのにほんご」の練習帳を中心にひらがな・カタカナの練習を行いますが、マス目のノートも渡しています。
頑張る子はページ一杯に練習してきます。
少し年齢が高いということもあり、「TRY スタート」というテキストも併用。
こちらは対訳を交えつつ、みえこさんとはまた違った単語のラインナップ。文字学習は単語を知る良い機会にもなります。
Sさんは進学を目指す為に現在は教室を卒業しています。
短い期間の学習でしたが、ぐるりっとでの時間が今後の学習に役立ててくれていたら嬉しく思います。
(N)