日本にいてもいろいろな国の料理を食べられます。
中華料理、イタリア料理、フランス料理、インドマレーシア料理、などはよく行くし、街を歩けばお店を目にします。
あとスペイン料理、ロシア料理、ベトナム料理のお店も…。
ところが最近、あえて行かないと出会えない国のお料理をいただく機会が続きました。
ウイグル料理、アラビア料理、トルコ料理、フィリピン料理、そして先日はパレスチナ料理のお店に行きました。
どの国のお料理も美味しかったのですが、パレスチナ料理は一番私の口に合ったような気がしました。
こちらのお店は、日本に長くいるとても明るいパレスチナ人シェフがやっていて、お料理はお母様の手料理メニューだそうです。
だいたい中東料理は羊肉(臭みはゼロ)とひよこ豆が中心で、煮込みが多いです。(揚げたものも煮込みます。)
こちらのお店で去年、パレスチナ取材活動をしている女性の講演会があり、その時の録画を観ることができました。
テレビなどで報道されていない大変な人々の暮らしの話でした。
歩いているだけで拘束されたり、向かいにある自分の畑にも行かれない、昨日会った人が亡くなってしまう。
あまりに悲惨な出来事続きで、平和な日本では考えられない現実です。
パレスチナの国土は、封鎖され、分断されて小さく小さくなっていっているそうです。
パレスチナを襲っているイスラエルが今度はイランを攻撃した、というニュースが流れました。
このあたりの国の事情は詳しくありませんが、またイランでも普通に生活していた人々が危険にさらされている。
即時停戦、世界平和をとひとりで言ってみても無力を感じますが、叫ばずにはいられない気持ちを強く持つ今日このごろです。
(J・A)