東京では満開になってから寒さが戻って、だいぶ長く桜を楽しむことができました。
ソメイヨシノは桜のなかでも比較的寿命が短いとされています。
古木から新しい枝が伸びて、そこにいっぱいの花をつけているもの、大きな切り株のそばに新しく若木が植えられているところ、と満開の桜並木も若返りが行われていました。
私たちのぐるりっとも1998年の設立から成長・拡大してきましたが、ここ数年、会員が老齢化・減少し、それに伴い2015年から行っていた大田区の委託事業「大田子ども教室」も今年度からやめました。
会員の募集を区の養成講座などに出向き働きかける努力もしました。関心を示してくれる人、実際に教室見学に来る人、入会して教え始めた人など、ここ数年の間に10人余りの人がぐるりっとを訪れましたが、残っているのは一人です。
参加できない、続けられない理由は何だったんでしょう。
授業を担当するには、授業の準備→授業→報告があり、そのほかに会を運営するためのさまざまな雑事(?)があります。
仕事量の多さに辟易したのでしょうか。独り立ちするまでのサポートがたりなかったのでしょうか。困ったこと、助けてほしいことを気軽に言える雰囲気がなかったのでしょうか。家庭の状況を含めたいろいろな複合的なものが、ボランティア活動をしたいという熱い想いをなくしてしまったのでしょう。
残った10人足らずの会員は、山王会館に子どものための日本語教室が存続する意義を思って、希望する学習者に応えられるようがんばっていこうと思っています。
新しい会員を増やし、桜並木のように若返りができればと願っています。
(E.Y)