立春を迎え、暦の上では春の入り口に立ちました。
戸外はまだ寒いですが、春だと思うと、なんとなくウキウキします。
でも、この時期、浮かれていられないのが受験生。
ぐるりっとにも4名の受験生がいます。
これまでの努力が試される時が、もうすぐやって来ます。
日本語の力が不十分な生徒もいますが、入学試験を乗り越えなければ
進学できません。
悔いが残らないように、しっかり準備して、その日に臨んでもらいたいです。
話がガラリと変わって。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットしています。
ぐるりっとにも観た人が何人かいますが、私も当時のファンとして、
絶対に観る!と、予告を見た時から決めていたので、
公開一週目に駆けつけました。
その時は、私と同じような元(現?)ファンとおぼしき同世代が多い印象で、
空席もあちらこちらにありましたから、クイーンを直接知らない世代を巻き込んだ
異例のロングランになるとは予想できませんでした。
映画に刺激されて、昔買ったレコードやCDを引っ張り出して聴き直しました。
音楽というのは不思議なもので、それをよく聴いていた頃の感覚が
よみがえってくるんですね。
「このレコードを友だちに貸したら、傷ついて返ってきたんだわ」などと
よけいなことまで思い出したりして、もう一度楽しみました♪
また、古びているけれど愛おしいレコードやレコードプレーヤーをながめながら
こんなことを考えました。
こういうものを見たことさえない人たちがいる、と。
音楽はスマホで聴く時代ですからね。
ぐるりっとで勉強している生徒は、当然そういう人たちですが、
いまやある程度成長した大人でも、かつて活躍した道具をすべて知っている
とは限りません。
ところが、古い日本語の教科書には、それらが登場することがありますから
使うとき注意が必要です。
幸い、山王会館の教室には、カセットデッキとCDプレーヤーが備わっています。
カセットテープがどういうものか説明するために、
実物を持っていって実演したことがあります。
(だから、日本語の先生のかばんは重くなるんですね)
あとは、ステレオとビデオデッキがあると完璧ですが、
それより教科書を新しくしろ、っていう話ですね。
スマホに取って代わられてから、「携帯電話」という言葉すら
あまり使われなくなったような感じがします。
将来、どんなものが生まれ、何が消えてゆくのでしょうか。
楽しみなような、恐ろしいような。
(ecu)