学校生活にほんごワークブック
学校生活に即した内容のテキスト「にほんごをまなぼう」(文科省)*に準拠し、日常生活に必要な語彙や表現を学ぶと同時に日本語の構造を理解し、体系的に積み上げていくことによって、教科学習への橋渡しになるようにと考え作成しました。
*にほんごをまなぼう
豊富なイラストによって学校生活場面を提示し、「日本の学校生活の様子」を分かりやすく理解させる教材です。
学校の様子や語彙をイラストで提示している |
動詞や形容詞の活用等を繰り返すことによって、日本語の規則性に気づかせる |
学校生活に即した例文を用いたパターン練習 |
既習項目を整理して、新しい表現を提示 |
自習用としての機能を持つ |
ひらがな・カタカナの習得後、「にほんごをまなぼう」を読みながらワークブックに記入することで、授業の復習や自習ができる。
導入 | どのような場面で、どのように日本語が使われているかを理解させる。 主に学校生活の場面・話題に沿った学習項目を導入する。 (例1)絵カード、文字カード、写真、ビデオ、実物等を使い、模擬および実際の場面でおこなう。 (例2)『にほんごをまなぼう』を児童・生徒と一緒に見ながら臨場感をもたせて読んで聞かせる。 |
練習 | 聴いて理解させ、口にだして言わせる。(リピート・代入・転換等の練習等) (例)『にほんごワークブック』を使い、口頭でリピート、代入、転換等の練習をする。 |
確認 | 口頭でおこなった練習項目をもう一度確認する。 (例)口頭練習の後で、答えを書かせる。(音声と文字の一致を確認させる) |
応用 | 実際の場面あるいはそれに近い状況で練習する。 (例1)『にほんごワークブック』の項目を、生徒に関連した話題にアレンジして、トピック会話を行う。 (例2)タスクワークを行う。(例えば、『にほんごワークブック』P99、P111など) |
『にほんごワークブック』は、一応サバイバル・レベルの学習を行ってから、もう少し詳しく学習するためにお使いいただきたいと思います。この段階では、学校の様子や日本語の仕組みに気付かせることが大切です。意味を充分理解させてから、口頭練習をし、書かせ、応用させるという方法をここでは挙げました。文字の指導は平行して別に行ってください。漢字圏の生徒を考えて6年生までの教育漢字を使用していますが、ここでは漢字学習は特に行わず、非漢字圏の生徒も含めて、頻繁に目に触れることで漢字に慣れればよいと考えています。
また、数多いパターン項目の中の全てをというよりも、生徒個人にあった項目を選んで、量を調節してお使いください。復習を兼ねた自習用としても役立てていただけると思います。
学校生活 にほんごワークブック
A4 156頁 |
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