先日、近くの小学校の授業参観に行きました。今年から道徳の授業が始まり、教科として成績がつくのを知ったからです。(中学校は2019年から授業と評価が始まります)
参観したのは4年の教室でした。道徳授業の教室を探すのに時間が係り開始5分位経過しての参加でした。授業について行くため準備されていた教材のコピーに目を通し、やっと生徒と先生の会話が頭に入ってきました。
教材から読み取れる主人公の思いが「一人と生徒に対して」と、「そこに関わる全員への思い」の2つの意見がありました。生徒各自の考えをノートに書いてから全員発表。活発な意見交換が展開されました。また、発言者の意見に疑問を持つ生徒との問答もありました。手を上げた生徒を先生が指すのでなく、発表したい生徒は自ら立ち上がり、重なった時には譲りあっての発言。
様ざまな思いを発表する生徒たちを見て、自身の小学生時代との教育の違いを感じました。教師は偏ることない意見を述べ授業は終わりました。
私が小学生の時にも道徳の時間がありましたが成績がつくことはありませんでした。道徳が教科になり成績として評価されることは、教材内容、授業のあり方によって生徒の思想への影響も考えられます。子供や孫の教科書を手に取ってみると様ざまな気づきがあるように思います。
(大田区は教科書選定前に区民が閲覧でき、意見の提出も可能です)
(ashu)