今、一人の受験生に行っている国語指導の一環をご紹介します。
日本語の基礎を終了後、中級への橋渡し的な日本語教材や下級レベルの国語の教科書ととともに、公文等の国語ドリルも使用し3年生から5年生へと進めてきました。又、漢字も、小学校の漢字を家で学習するよう伝えてあります。
(本人任せですが、現在5年生までやっているそうです。)
最近、受験に備えて基礎的な中学3年生レベルの国語(漢字含む)も並行して始めました。
国語は難しいので、自分からは一切やろうとしないけれど。数学はやる気があり、英語も国語よりは…、という生徒ですので、できるだけ数学・英語も支援してきました。
さて、来月、国語・数学・英語の3教科を外国人特別枠で受験するこの生徒の仕上がりはどうでしょうか。
正直、全く分かりません。ただ、少なくとも、国語的な理解と解答の仕方は少し分かってきたように思います。
(小学レベルと中学レベルの国語学習の同時進行の効能は無視できないように思います。)
約2年半ぐるりっとに通っている生徒なのですが、国語を自力で対応できるようになるには後半年か1年は必要でしょう。
従って、現在の私の結論は、日本語から国語へと自力で対応できるようになるには、中学生の場合、3年は必要では…ということです。
1年程度自力で学習し、国語だけでなくほかの教科もかなりのレベルにいく子もいますので、これは、あくまであまりやる気のない生徒の場合です。
皆さんは、どの様に対応されているでしょうか。
(tpn)