8年前の大震災のことを思うとき、震災11日後に行われた気仙沼市の中学校の卒業式で卒業生(気仙沼市立階上中学校 梶原祐太さん)が読み上げた答辞が浮かんできます。
「(震災は)天が与えた試練というには、むごすぎるものでした。辛くて、悔しくてたまりません。」と言いながらも「苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていく事が、これからの、わたくしたちの使命です。」と続きます。想像を絶する過酷な体験の只中での しっかりと前を見据えた立派な態度に感動したものでした。
困難な状況を`事実は事実’と受け止めて、それに耐え、謙虚に力強く生きようとするその言葉は、誰もが心にとめておくべきものだと感じました。
今年 ぐるりっとからも4人の生徒が中学を卒業し、4月から高校生になります。どんな気持ちで卒業式に臨むのか、どんな高校生活を送るのか・・・。
辛いことがあっても事実をしっかり受け止め、くじけることなく たくましく、思いやりの気持ちを忘れずに生きていってほしいと思っています。
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