十月から半年間の六歳児のクラスが終了し、にぎやかだった午前中を思い出すと
少し寂しく感じる昨今です。
昨年度の六歳児のクラスは十月の開始時には二人、それから一人二人と増えましたがその後途中で保育園に入った子、帰国した子などがいたので、一昨年度のように一クラスでの授業とは行きませんでした。けれども、その分また新しい経験ができたと思いました。
中国から来たKくんは10月から来室しているので、年を越えた頃から目に見えて発話が増えました。
どこで覚えたのでしょうか、「くそっ!」も適切な場面で使えていましたし。
ある日E先生が授業でなぞなぞを取り入れた話を教えてくださったので、私も早速試してみました。
「上は大水、下は大火事何だ?」
答えはお風呂。
私が子供のころの定番のなぞなぞです。当時もまだ薪で焚くお風呂があったのかは不明ですが。
もちろん、こんな昭和のなぞなぞを出すわけには行きません。
E先生の問題は動物が多かったそうなので、私は日常の道具編に。
「それはキッチンにあります。四角くて大きいです。」
そう言うとキッチンに見に行Kくん。
「ここにある?」「何色?」
しっかりと質問もできます。
「ある」と「いる」の使い分けもできるようになったんだと、ちょっと感激。
第三のヒント「牛乳や卵お肉が入っています。」「れいぞうこ」ピンポーン!
Kくんは問題作りにも興味を持ち、特に二択問題が気に入って出題してきます。
Kくん 「それは三角です。高いです。」
A ピラミッドの絵 B 山の絵
私「どちらが高いですか」
Kくん 「どっちも。」
私「それはどこにありますか。」
Kくん「中国にあります。日本にもあります。」
ヒントをありがとう。
私「それは山です。」ピンポーン!
他にも面白い問題、やや無理がある問題など、知っている言葉を駆使していろいろと
出題してくれ、とても楽しく過ごしました。
それからも、一人でいるときに問題を考えることがあります。
とっておきの問題をひねり出せるといいのですが。
( I.N)