皆さん、「香害」と言う言葉を知っていますか。今や社会問題の一つです。
加齢臭で周囲に迷惑をかけているのでは、いい香りに癒されたいとTVで宣伝されている
洗剤・柔軟剤を使っている人が多いと思います。善意で使っていると思います。
これが香害となっているのは意外と思いませんか。
原因は?
・それらに使われている芳香剤・抗菌剤です。
成分は各社の企業秘密としています。メーカーには開示義務がありません。
問題は何?
・揮発性の化学物質を含んでいる為、簡単に言うと香料アレルギー、化学物質過敏症などを起こします。
(頭痛・めまい・思考力低下・倦怠感・喉や気管支の不調・筋肉関節痛など多岐)
鼻と脳は繋がっています。鼻から入った香りは脳と喉→気管→肺へと入っていきます。
・重症化すると、子供は登校できなくなり(職員・児童生徒の衣類からの臭いによる体調不良)大人は退職を余儀なくされるケースがあります。
えっ!その人達は体が弱いからでしょ。私には関係がないと思っていませんか?
・誰にでも発症の可能性があります。
・症状を起こした人の多くがこれらの製品を使って発症しています。
「外出すると、下着まで臭いが付いてしまう」「天気がよくても洗濯物に臭いが付き干せない」「外気が部屋に入ってくるので窓が空けられない」と言います。
・洗剤、柔軟剤などの香りで不調を起こしているのに気が付かず使っている人もいます。
試してみました!
・分解能が良く、石鹸の清潔感の香りが好きで何十年も石鹸で洗濯をしています。その衣類を着て外出。
帰宅後、驚くことに上着から下着まで外出先で嗅いだ香りがしました。
洗濯してみました!
・重曹は脂肪を分解・消臭効果もあるので、重層で漬け置き洗濯をしました。
すすぎ水に同じ香りがします。(水道水への影響は?)
・その後も試すと、外出毎に洗濯した衣類には弱い香りが残ります。
上着やズボンなど毎回洗わない衣類は洗っても香りが残ります。
(望まない香りが衣類に付くことはどうでしょう?)
洗濯物を外に干す!
・芳香性の物を使用した洗濯物を外に干すと香りが放出され、近隣の使用していない洗濯物に香りがつきます。強烈な香りは強烈に付きます。
(香りは使い慣れると感じにくくなるので、より強く・長く香る製品を求める様になる)
・家の中も換気口や建物の隙間から香りが入り窓は開けられないのが解ります。
症状の強い人は家の中でもマスクが手放せないでいます。
・望んでいない「香り」でなく、望まない「臭い」に悩まされるのです。
抗菌剤で臭いの原因菌を発生させない!
・私たちの周囲は菌だらけです。菌と共に生きています。発酵食品は菌の賜物です。
・この頃、抗生物質の使用を控えようと言われています。
・抗生物質により菌も抵抗力を増し、抗生物質に対して「僕らは生き抜くぞ」と薬に勝てるように変化すると、効かなくなるので乱用を止めようとなったのです。
・某メーカーの製品は2m位近づくと抗菌剤のせいか香りと共に殺虫剤を使った時のような近寄りがたさを放っています。
・人が菌を遠ざけることで、抵抗力がどんどん弱くなるように思います。
まとめ
・好むと好まざるに関係なく他人に香りがまとわり付き、健康被害、学校に行けない子、死活問題をも生みだしています。
・誰にも起こりうる香害。治療効果のある薬はありません。苦しむ人にならない為、洗剤・柔軟剤の見直しが必要に思います。(消臭除菌スプレー、制汗剤などの強い香りの製品含む)前出の体調不良がある人は要注意です。
・清潔好きな日本人にアレルギーが多く、アジアの生活排水が流れる川で泳ぐ子供にはアレルギーは殆ど見られないとの報告もあります。
・各自が加齢臭に配慮し、周囲は多少目をつむるのも良いのではないでしょうか。
・癒しの香りは質・量を考えることが自身や家族、周囲への思 い や り。
令和も始まりました。
(トーカー)