ぐるりっとの活動をインターネットで見つけたのは、去年の12月でした。
いくつかの企業に赴いて外国人ビジネスパーソンに日本語を教えていたのですが、コロナの影響ですべてオンライン授業になり、何となく物足りなさを感じていた時に、その活動が目にとまりました。
コロナの感染者が急増した時期ではありましたが、1月からぐるりっとに参加し、T君を担当することになりました。
私がぐるりっとの活動に参加しようと思い立ったのは、昔の経験によるものが大きいと思います。
以前夫の転勤により、息子を6歳から11歳まで海外の現地小学校に通わせましたが、最初の頃は学校生活に馴染めるだろうか、言葉が通じなかったら仲間はずれになるのじゃないか、と心配ばかりしていたことを思い出します。
ESL(English as second language)クラスで取り出し授業を受け、少しずつ英語を習得していきましたが、親としては楽しく学校生活を送っているのかといつも気になっていました。
ぐるりっとに来ている子供達を見ると幼い頃の息子を思い出し、送り迎えにいらっしゃるご両親には、その頃の不安だらけだった私の姿がだぶります。
コロナ禍でミーティングもなく、試行錯誤しながらの授業ではありますが、慣れない日本で生活する子供達が安心して巣立っていけるよう、少しでもその背中を押すことができればと思っています。
( J. I )