私は、大学生の時の中学生を対象とした野外活動のボランティア活動と定年後の日本語学校での経験を生かし、地元で子供たちの日本語の手助けをしようと思い、ぐるりっとに入会しました。
7月にぐるりっとでの私の活動が始まり、日本に来てまもない子供たちを担当する点が今までと大きく異なっていました。その為、授業を始めるに当たり、先生方からのアドバイスもあり授業を見学することから始めました。
授業を見学した感想です。
・先生方と生徒がとても仲が良く、生徒も何でも話しができる雰囲気がありました。
・先生方が言葉だけでなく、ジェスチャーを交えて表情も豊かに話しており、生徒も口だけでなく、自然と体も動いていました。
・教材は、絵カードを使った言葉の練習後、言えなかった言葉のカードを使って練習する中で、生徒の覚えようという気持ちが見られました。
・先生方と生徒のQAで、生徒が答えられない場合、生徒が考える時間を長めに取ったり、答えるきっかけになるヒントを出して、生徒が自分で考え答えられるようにしていました。
・生徒が使えそうな場面の設定、生徒が興味を引くことばやみじかい文を使って進めており、出来るだけ実際の生活で使えるようにしていました。
ぐるりっとに来る生徒たちの背景、日本語の学習履歴、勉強の意欲は様々であり、それらを理解して、その生徒にあった授業、生徒が勉強しよう思う気持ちをもてる授業を作ることが大切だと思いました。今までに4回、授業を担当して、子供たちは休み時間のゲームをとても楽しみにしており、ゲームに興じている時は本当にいい顔になります。授業でもその顔が見られる様に、努力しようと思っています。
尚、授業の見学に当たり、先生方には気持ち良く対応いただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。
(T.M)