「冬来たりなば春遠からじ」と言いますが、1月も半ばを超え日の暮れが遅くなりました。
短い3学期が終わると4月、新しい学年、学校へ進みます。
コロナ禍で2年続けて同窓会が開かれませんでしたが、今年はどうなるでしょう。
ぐるりっとの教室を巣立った子ども達はどうしているでしょうか。
友だちはできたでしょうか。
日本語は上達したでしょうか。
日本語が不十分だった頃の教科の遅れは取り戻せたでしょうか。
今一緒に勉強しているDくん、一昨年12月からおおた子ども教室で初めて日本語を学び、
4月から小学校4年生になりました。
学校の担任の先生の勧めもあって、コロナ禍で教室が閉鎖になった時を除いて週2回取り出しで、
日本語学習に来ています。
4月に学校に行き始めたころから、知らない漢字を交えてしっかり板書をし、頭が下がる思いでした。
「学校はつまらない」「書いてばっかり(板書のこと?)」「友だちがいない」と気になることを言う時も
ありましたが、2学期の学校通信には「友だちと一緒に活動したり、休み時間に交流する姿が見られる」と
あり、少しホッとしています。
日本語も大分上達し、授業にも積極的に参加しているようです。
新しい支援者もぽつぽつ増えています。
若くて力のある人、日本語教師として働いているor働いていた人。
授業を通して、学習報告を通して学ぶことがたくさんあります。
日本語ぐるりっとは
Dくんのように、来日してすぐの日本語が全く分からないレベルから、学校の教科についていけるようになるまでの一貫した日本語学習を勧めています。
日本語習得が不十分なため、学校生活が続かなかったり、教科が分からず進学できなかったりして、将来が閉ざされることのないよう、新しい支援者とも協力しあって、これからもしっかり支援していきたいと思います。
(EY)