近所の公園に1本の桜の木がありました。樹齢40年位でしょうか。
子ども達が小さい頃から、花が咲き始めると桜を背景に写真を撮るのが習慣でした。
ちょっとした成長の記録です。
それが数か月前、「病気に感染しました。危険なので伐採します」の貼り紙がー。
でもいつものように蕾が膨らみ始めていたので、この春に最後の花を咲かせてからお別れかな…なんて勝手に思っていたのです。
ところがある日、予告もなしに伐採され、きれいに整地され、その痕跡すらありません。え!!そんな!!
今長い地中生活を送っているセミの幼虫たちは、やっと地上に出てきたときに路頭に迷わないだろうか?
あの厳しい夏の日差しを遮ってくれるのは?なんて、失ってからその有難さに気づきます。
自分の周りを見渡せば、そんなことばかりです。当たり前の事が実は当たり前ではなく、感謝しかないのです。
ぐるりっとの活動を始めたばかりの私は、正直大変です。悩んだり落ち込んだり、ネガティブな感情が沸き起こります。
でもそんな私が、少しでも子どもたちの次のステップへの一助になっているのであれば、それは私にとって幸福なこと。
「教えること=学ぶこと」感謝の気持ちを抱きつつ毎回格闘しています。
(Hi)