日本に来た子供たちが、ぐるりっとに通い始める時期は様々です。
同じように卒業していく時期もそれぞれです。
今年は二学期から小学校や中学校に入る数人が、八月末に子ども教室卒業となりました。
その後、学校に入ってから取り出しでぐるりっと教室に通ってくる生徒もいます。
昨年夏に来日して子ども教室とぐるりっと教室で学んだI さんは、今月でぐるりっと教室を卒業します。
お母様が日本語が堪能、明るく積極的な性格もあり、学校生活で困ることはないと言うほど日本語の力がついてきました。
近頃では、他の生徒の授業にも興味を持ち、どこがわからないのか難しいのか自分の経験からアドバイスしたい気持ちが芽生えてきたようです。
自身が難しいと思うのは使役受身と自動詞他動詞だそうで、そこが大事だと私にもアドバイスをしてくれました。
「日本語の先生になれるかな。」
と先日つぶやいたので
「なれるわよ。中国語も忘れないようにして、好きな英語もこれからもっと勉強すれば最強の日本語教師になれるわよ。」
と背中を押しました。
大きく広がる彼女の選択肢の一つになるとしたらと、思わず頬が緩みます。
そして、コロナ以前に開催していた同窓会を再開できる日が早く来ることを、心から願っています。
(I.N)