1月4日といえば官公庁の御用始め。それに準じて4日が仕事始めという方々は、日本では多いですよね。ちなみに”ぐるりっと”の年始スタートは5日です。一方、海外では太陽暦で新年を祝う人々は多いものの、休日は元日のみという国が多くて、1月1日に「あけおめ〜!」と交わしたすぐ翌日から通常勤務、フツーに「おは〜!」となる訳です。一方ここ日本では、まだ「正月気分が抜けない」真っ盛り。でも日本のお正月って、のんびり気分と称されつつも、本気で過ごそうとすると意外と心身ともに忙しくないですか?
まず晦日までは大掃除やら年末のご挨拶やら年越しの準備に追われ、大晦日は年越し蕎麦を啜ったり、除夜の鐘に耳を傾けたり、お節料理の仕上げをしてちょっと寝不足のままさぁ元旦。初日の出を拝みに出掛けたり、初夢見たり。日の出はお天気に恵まれないと直接は拝めないし、夢なんて見ようと思って自由に見られるわけではないし、見ても覚えているとは限らないし、とかく気苦労いたします。それから準備したお節料理やお雑煮を食べたり、お屠蘇をいただいたりして、お腹いっぱいになったり酔っぱらったり。それから、それから、初詣もいかないと、書き初めもしないと、街なかでは初売りもあるし、初湯も焚かないと。お年玉をあげたりもらったり…そうそう戴いた年賀状もチェックしないと…とね。
新年はおめでたいけれど、日本の風習に沿いながら、じっくり正月気分を噛み締めようと思うと案外大変なのです。
そして、いわゆる正月気分が抜けないとぼやきつつ仕事を始めた後もですね、まだ松の内な訳です。まだ暫く「あけおめ〜!」な気分なのです。お雑煮のお餅や新年会でちょっとお疲れ気味の胃を、7日の七草粥で癒しますが、11日には鏡開きです。またお雑煮やお汁粉です。正月飾りの片付けも遅れずにしないといけません。時に大雪に見舞われたりすると、都心でも雪かきが待っていたりもします。
そんなこんなでまだお正月気分のこの頃ですが、改めまして…
皆さま新年明けましておめでとうございます。
幸多き一年でありますよう、心より祈念申し上げます。
追伸:
来週末は大学入試の共通テストです。受験生の皆さまにおかれては、とりわけご自愛を。
(KogomiK)