2023年1月と2月 ぐるりっと教室の様子です。
都立高校の在京枠、一般入試も終わり、ぐるりっとに在籍している生徒も皆無事に進路を決めました。
試験直前は、準備の為に教科書ではなく、作文や面接の練習をする生徒が多かったですが、それもひと段落。
高校生になると、時間的な制約もあり、皆ぐるりっとを卒業します。
残り少ない時間。4月からの新生活に少しでも自信を持って臨んでもらう為に、日本語の勉強をしています。
お次は、ちょうど、1年くらい前の教室風景でも登場していた3人組です。
1年経った今も、彼らは小学校に通いながら、週1回のお勉強を続けています。
お姉ちゃん2人は形容詞「〜なります」をテーマに学習中。
ただただ文法の使い方を提示するだけでなく、どんな意味があるのか、どんな使い方の違いがあるのかを考えてもらい、気づいたことを発表してもらいます。
従兄弟同士の2人、物の捉え方考え方もそれぞれ個性があります。
意味の違いを指摘したり、文法ごとの活用での違いに気づいたりと、それぞれ異なる視点を持っているようでした。
色々な職業のイラストを前に、「大きくなったら何になりたいですか?」
テレビの魔女っ子がステッキをくるくる降って「〜になーれ!」という仕草。
勉強する子達の性別(今回は女の子)や年齢にあった話題や場面を提示しながら、先生も工夫をして授業を進めていまず。
いつでも笑いが絶えない楽しい雰囲気のクラスです。
弟君は別室でマンツーマン授業。
「今日は給食を食べましたか?」「何を食べましたか?」という問いかけベースに
お絵描きが大好きなY君は用紙いっぱいに絵を書いて伝えようとしてくれます。
スープには何が入っていたの?
れんこん、さつまいも…
あさごはんは?
とんかつ・サンドイッチ→カツサンド
絵辞典を見ながら言葉の確認。
ただ会話で終わらせないように、先生がノートに書き取っていきます。
この後、「にほんごでまなぼう」で給食の言葉。
「〜てください」と、ジェスチャーや絵ではなく言葉で表現できるように繋げていきました。
物の名前はよく知っているけれど、動詞の意味や適切な活用はまだまだです。
二学期から中学校2年生に編入した中国人の男の子は吹奏楽部に入部しました。
日本語の勉強が終わってから部活をしに学校に戻るというある日、トランペットのタンギングを披露してくれました。
年度末ということもあり、おおた子ども教室もぐるりっと教室も生徒のにぎやかな声であふれています。
(N)