#
昨年11月の定期健康診断(含がん検診)で血便診断があり、昨年末に大腸内視鏡検査を受診しました。
年明け早々に検査結果が出て大腸に2~3㎝の腫瘍が見つかり、クリニックでは処置ができないので昭和大病院へ紹介を書いてもらい、その足で旗の台の昭和大学病院消化器内科で検診を受けました。
医師の問診で大腸がんは今は誰でもかかる現代病で手術患者も多いとの説明を受け、私からはクリニックでの経過を説明した後、血液検査と尿検査、後日、大腸内視鏡検査と続き、2月16日入院、17日手術 の日程が決まりました。
手術までの間、大腸内視鏡検査を2回受けましたが、前日夜8時以降から絶食し、胃と大腸を洗浄する。薬2リットルを何回にも分けて繰返し服用した時が一番きつかったです。手術日も同様、絶食し午後2時過ぎから大腸がん摘出手術を受けました。手術台で麻酔注射され記憶が飛んだ中での3時間に手術は無事終了しました。
病院はコロナ禍で家族の付き添いと面会は謝絶、手術内容は医師から家族に電話で経過説明があっただけでした。私も後日に妻から電話で説明を受け手術の詳細が理解出来た次第でした。
手術後、1日目はICUでチューブだらけの患者でしたが翌日部屋が変わりチューブ付きの状態で看護士が付き添いながらのリハビリウォーキングの開始でした。ベッドでは腹部の激痛で体を動かすこともできない私も翌日からのリハビリの開始には驚きましたが、タフを自認する私もたった43歩(忘れもしない)歩いただけで脂汗をかき敢えなくダウンとなりました。しかしながら、その翌日以降は113歩、2413歩、5836歩と確実に伸ばすことが出来、日一日と看護士の手を煩わすことなくリハビリウォーキングのペースも上がってきました。手術後の3日間は食事は出来ずに点滴のみでしたが、4日目から3分粥、そして5分粥と 食事らしくなり、体力回復も順調にいっているのが理解できる様になって来ました。
3日目の医師検診で患部を止めていたガーゼと絆創膏を医師が剥がし何も付けずそのまま自然治癒に任すのは新しい驚きでした。4日目からは患部を含めシャワーを浴びれる様になり、リハビリウォーキングも1万歩を超えるようになり、医師、看護師も私の回復力に感心していました。医師から25日に退院出来ると告げられました。入院9日目での退院、妻も9階ロビーで嬉しい再会でした。
手術後4カ月を過ぎ、一日3回の抗がん剤半年間の服用と月1回の検査(血液、尿、内視鏡)と腫瘍内科検診を続けて、医師からは普通の食事と適度な運動、そして程々の飲酒許可も出てほっとしております。
体調回復も順調で毎朝1.3万歩のウォーキングと今月からゴルフも解禁し、友人たちとの懇親会も再開出来るまでになりました。今後とも医師の指示はしっかりと守りながら秋口以降、検診期間が延びれば頓挫している欧州鉄道旅行の再計画を考えて行こうかと思っております。
(kk)