故事成語のお話で失礼します。
「ひそかに人を陥れる」「闇討ちを食らわせる」という意味で使います。
春秋時代中国のお話
鄭(てい)の国は、許(きょ)の国を討伐しようと準備して、宮殿の前で挙兵パレードを行っていました。その時老将軍と青年将軍の間で口論が生じました。老将軍は数百回の戦を経験した英雄将軍です。青年将軍は若くて元気ですがいつも非常に傲慢です。老将軍の活躍が面白くありません。
老将軍は電光石火、戦車をとらえて一目散に戦地へと走り去ります。
青年将軍は遅れまじと、槍を振りかざして全力で追いかけますが老将軍の速さは走る影が見えないほどで、とても青年将軍は追いつけません。
青年将軍はますます恨みに思い報復の機会をうかがいます。
老将軍は先頭に立ち旗を高く揚げ攻撃しています。青年将軍は「この戦の手柄はまたしても老将軍に下る。とても許せん。」と嫉妬心に駆られためらうことなく城壁上にいる、老将軍を槍で下から突き上げます。
老将軍は勝利目前で城壁の上から真逆さまに落下してなくなりました。
この話では単に槍で人を傷つけるだけでなく、秘密裏に何かの手段を用いて人を傷つける事をうたっています。
今の時代で言うなら、ネットで顔がばれないからって、好き勝手に発言する輩がいる。嫉妬心に依るもの以外に、面白半分にされても怖い!
規制を強化して取り締まればいいと言うわけでもないし、監視目的で情報管理される社会もご免だ。競争による差別は嫉妬を生むと言っているわけでもない。
安全な場所から糾弾して喜びたい人や、平等のはき違え等 残念な事が多いのは、今も昔も変わらない。結局 倫理観の問題と想ったが ここにきて若い人達と倫理観に関しても、私は少々ずれているようだ。
あぁ~ 年とったなぁ!とつくづく感じる。
(Sum)