ローカル線に乗って旅をする。このところの楽しみだ。房総半島は近くて楽しめるところだ。天気のいい日を狙って銚子鉄道に乗りに行った。出発点は東京駅。
行きは東京駅から〈しおさい号〉に乗って銚子へ。到着後、すぐに銚子鉄道に一日券を購入して乗車する。レトロな車内は大正ロマンを彷彿とさせる。まるでトトロが出てきそうな木々のトンネルを通って到着した駅の名前が「かみのけくろはえ」!終点の戸川は「ありがとうとがわ」!面白い駅名は鉄道会社の目論見だった。そういえば銚子鉄道は破たんの危機にあった。何とか知恵を絞って集客のために生まれたのが面白い駅名、「ぬれせんべい」だそうだ。銚子は醤油の町でもあるのだ。
戸川には地球が丸く見える公園があるというのでトロトロ歩くと立派な建物があった。入場料を払って屋上へ出たら、本当に360度のパノラマが広がっていた。ちょっと感動!
再び電車に乗って犬吠埼へ行く。灯台を挟んで右側の海と左側の海では波の荒さがまるで違っている。ここはUFOの目撃情報がたびたびあるらしい。
夕食は地元の人がおすすめの小料理屋で地元の魚をいただき満足した。この日は銚子に一泊し、次の日は佐原で水郷を船で楽しみ真っ黒なそばを食べて、ひたすら田んぼが続く成田線に乗って途中乗り換えながら在来線で帰路に着いた。
房総半島には撮り鉄さんに人気のいすみ鉄道や小湊鉄道などがあって、まだまだ楽しめるワンダーランドなのだ。
夏休み真っ最中。近くて楽しい房総半島はお勧めのスポットだ。
(Y.H)